ウズベキスタンでは、大人も子供も歌や踊りが大好き。結婚式などのお祝いをはじめパーティのときには、音楽が鳴り出すとすぐに誰もが踊り始める。両手をあげリズムを取り、首や体をひねりながらステップを踏む大衆のダンスである。
伝統的な踊りは衣装も含めてブハラやフェルガナ、ホラズムなど、昔のハーン国の伝統から発展した。ブハラはガウンを着て決まった振付で踊り、フェルガナはアトラスを着てパントマイムが入り柔かく滑らか、ホラズムは金属の飾りをたくさん付けた帽子をかぶり激しく踊るのが特徴である。
楽器は弦楽器の種類が多く、二弦のドゥタール、四弦のタンブール、ギジャク、五弦のルバーブ、チャングという琴などがある。ドイラという打楽器、カルナイという管楽器も使われる。民族音楽専門のグループがあり、結婚式や様々な催し物で演奏し、ダンサーも加わり踊りを披露する。
音楽は伝統的なものをはじめ、ソ連時代から始まったウズベクポップも一般によく聴かれている。