ナボイ

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ナボイ州はウズベキスタンの北西部に位置し、面積の大半はキジルクム(赤い砂の意味)砂漠である。ナボイ鉱山、ザラフシャン鉱山では世界で最も純度の高い金を産出している所である。近年、ナボイ空港をハブ化し国際流通に期待が寄せられている。

ナボイ州とジザク州にまたがるアイダルクル湖があり、夏は湖水浴が楽しめる。近くでキジルクム砂漠のユルタに宿泊し、ラクダライドも楽しむこともできる。

サマルカンドから西北へ240kmに位置するヌラタでの、砂漠のクテエィビティが注目されている。

ヌラタの町には、紀元前4世紀のアレキサンダー大王の城壁跡やジュマ・モスクなどの見どころも多い。
また、ウズベキスタンの5番目の世界遺産候補にもあげられているサルミッシュ渓谷の岩絵など、まだあまり知られていないウズベキスタンの自然に親しめる場所がある。

 

ナボイの楽しみ方

砂漠を行く
砂漠を行く

ナボイ州の面積は一番広いが殆どがキジルクム砂漠である。目的地に向かって車を走らせるのはプロのドライバーでなければ難しい。砂漠と言っても、砂砂漠ではなく、乾燥ステップ地帯の荒野。牛や羊の群れに出会ったり、ひまわり畑や綿花畑など次々に移り変わる景色に飽きることはない。

湖で泳ぐ
湖で泳ぐ

キジルクム砂漠の南東に位置する大きな湖アイダルクル湖。車で乾燥した砂漠の景色だけを見ながらひた走り、遠くに青い湖面が見えた時の感動はひとしおである。灼熱の陽射しに疲れた身体を澄んだ水が癒してくれる。観光地化されていないので、自由に好きな所で湖水浴ができる。夏のお勧めアクティビティ。

ラクダに乗る
ラクダに乗る

砂漠のイメージはラクダ。アイダルクル湖から約10kmの場所にユルタ(遊牧民の移動式住居)を設置した宿泊施設がある。そこで、ラクダ体験ができる。湖や近くのタジク人の村への散策など、国土の7割が砂漠のウズベキスタンならではの楽しみ方だ。

ユルタに泊まる
ユルタに泊まる

遊牧民のテントの中は絨毯やパッチワークのクロスで色鮮やかに飾られ、それだけでも非日常的な気分が旅情を掻き立てる。清潔な寝具も揃い、シャワーやトイレも外に設置。食事も食堂でウズベク料理を堪能できる。夜はキャンプファイヤーで民族音楽を聞き、見上げれば降ってきそうな星空に出会える。

夕陽・朝陽を見る
夕陽・朝陽を見る

地平線に沈んでいく太陽。少しずつ空の色が変わるのを眺めながら昇ってくる太陽を待つ瞬間。自然の中で生きる人々の気持ちを味わうことができる。
何もない砂漠だから楽しめるアクティビティのひとつだ。

イスラームに触れる
イスラームに触れる

ヌラタの町には金曜モスクのヌール・オタ廟があり、巡礼地となっている。そこには聖水が湧き出、草食性の魚が住む。池に草を投げると一斉に飛び跳ねて群がって来る。敬虔な信者は草を買って魚に与える。博物館があり、ヌラタの歴史や遺跡から発掘された物などを見ることができる。

歴史に触れる
歴史に触れる

モスクの裏手に小高い丘が見える。これが、紀元前4世紀のアレキサンダー大王が築いた城壁の跡。階段で登ることができる。上から見渡すヌラタの町は、静かで美しいオアシスの町だ。

渓谷を訪ねる
渓谷を訪ねる

ヌラタのサルミッシュ渓谷には、紀元前7000年頃から描き続けられてきた岩絵がある。ナボイ地方で産出されるシリコンで作られた道具を使って彫られているが、描かれた時期により、その道具も描かれる動物や人の形も変わる。絵は、ウズベクの伝統柄にも使われている。渓谷はキャンプ場を通り、入るので許可書が必要である。

岩絵を探る
岩絵を探る

渓谷の黒板の様な岩肌には15kmに渡り3,000個以上の絵が描かれている。岩に登り、あちこちに絵を見つけるのが、とても楽しい。渓谷の美しさにも触れられる自然のアートギャラリーである。これらの岩絵は学術的にも貴重で、ユネスコの調査が入り保護されている。ウズベキスタン5番目の世界遺産候補と言われている。

ウズベキスタンを知る
ウズベキスタンを知る

州都ナボイにある歴史博物館には、サルミッシュ渓谷の岩絵の調査に協力する資料が展示されている。ウズベキスタンの民族衣装やスザニなどの展示が見られる。また、日本で開催されたシルクロード展に出展したパネルなどもあり驚かされる。

お土産を探す
お土産をさがす

旅の楽しみのひとつとして、お土産探しもある。ウズベキスタンでは、刺繍布のスザニは有名だ。地方によって色合いや柄が様々あるが、ヌラタ地方のスザニは白地に小さめの刺繍で日本人に人気がある。地元ヌラタでお土産を探してみるのはどうでしょうか。